勉強の集中力を高める方法

受験生であれ社会人であれ、勉強している方が必ずと言っていいほど悩むことと言えば、やる気の問題。

特に社会人になると時間がないのにいざ勉強を始めると「勉強しないといけないのは分かっているけどやる気が出ない」「すぐに集中力が切れる」といった悩みを抱える方は多いのではないかと思います。

0歳の子を育てながらFP3級の資格取得の勉強をしていたココゲラが実践して効果的だったものを中心に、集中力を高めるための方法をお伝えします。

やる気が出ない原因は心の仕組みにある

あなたの心には獣と調教師がいる

この考え方は鈴木祐さんの「ヤバい集中力」という書籍で詳しく書かれています。

脳科学では人間の頭の中には前頭前皮質と辺縁系と呼ばれる部分があり、肉体の支配権をめぐって戦いを繰り広げていると言われています。

前頭前皮質…複雑な計算や問題解決などの論理的思考を担う

辺縁系…食欲や睡眠欲などの本能的な欲望をコントロールする

「ダイエットをしているからお菓子を食べない」と思っているときに「お菓子食べたい!」となるのが辺縁系で、「お菓子を食べるな!」と主張するのは前頭前皮質です。

獣と調教師の特徴

獣の特徴

①難しいことを嫌う
②あらゆる刺激に反応する
③パワーが強い

調教師の特徴
①論理性を武器に戦う
②エネルギー消費量が多い
③パワーが弱い

調教師は獣には勝てないので、そもそもいろんなことに意識がいってしまうのは仕方のないことなんです。

正しい獣との付き合い方を身に着け、持ち前のパワーを上手く引き出してやる気を上げる。これが大切なのです。

一日のやる気が各段にアップする方法

トラブル対応つきのTODOリストを作る

一日中やる気がアップする方法は、あらかじめTODOリストを作っておくことです。私は朝活の初めに作っていますが、前の日の夜でも構いません。まずはその日やるべきことをリストアップしておきましょう。

 そのときタスクを達成する際に発生しそうなトラブルと対応策を事前に考えておくのがポイントです。

トラブルの発生をイメージしておくことで、本能(獣)にまだゴールにたどり着けていない→やらなくちゃ!と思わせることができます。

たとえば以下のような感じです。

  • ブログを投稿する
    予想されるトラブル…朝起きれず時間が取れない
    →対応策…
    ・目覚ましの音を大きめに設定
    ・早く起きたらブログを書ける楽しさを思い出す
  • メルカリに商品をアップする
    予想されるトラブル…子どもが邪魔して商品の写真が撮れない
    →対応策…子どもがおかあさんといっしょを見ている間に商品の写真撮影・投稿をする

タスクは質問形式で書く

質問には行動を変える力を持つと言われています。

  • ココゲラはブログを投稿するのか?
  • ココゲラはメルカリの出品をするのか?

こういった質問文の方が、「~しよう!」といった宣言文よりも自分事として捉えられます。本能(獣)が反射的に答えを探そうとするからです。

タスクを書く時に参考にしてみてください。

実際にやってみるとすごく効果的でした!

ただデメリットとしては、トラブル対応つきのTODOリストを作ったり、質問形式のタスクや書くのは大変です。

鈴木祐さんの書籍「ヤバい集中力ノート」という本型のノートも販売されており、そこに書き込む形で日々のタスクを管理するとやりやすいです。

一気に集中力がアップする方法

集中力が途切れそうなときは「雲のメタファー」

例えばブログの記事を書こうとしているのにアイデアが浮かばず集中力が切れてきたとします。そうすると「なんかお腹すいた。お菓子食べたい」「そろそろコーヒーがなくなるし、淹れに行こうかな…」

といった余計な考えが浮かんできます。

そのとき、「ああ、自分は今お菓子が食べたいと思っているな。コーヒー淹れに行きたいって思ってるな…」

というように、いったん思考と感情から距離を置くのです。何も分析せず、ただ自分の心を観察します。これが、「雲の中にいるあなたのそばを、別の雲が通り過ぎていくのを見つめる」状態と似ていることから、雲のメタファーと言われています。

こうすることで、これは一時的な獣の暴走だから、すぐに過ぎ去るよ、と思えるようになります。

究極の時間管理術「ポモドーロテクニック」

聞いたことがある方も多いかもしれません。25分の勉強と5分の休憩を繰り返す時間管理術のことです。ポモドーロというのはトマト型のキッチンタイマーのことを指しています。

時間に制約を設けることで生産性を高め、集中力を持続できます。人の集中力は長時間持続しないものですから、この25分という数字は理にかなっていると言えます。

私も社会人になってからこの考え方を知り、英語の文法学習の際や、ブログの記事を練るときにも使っています。

時間のリミットを意識することができるので、集中力が高まります。

慣れてきてからは、勉強時間を45分に伸ばして取り組んでいます。その日の精神状態にもよりますが、自身で時間調整しながらやってみると良いでしょう。

ちなみに、時間を測る時にはスマホを使用しても良いです。しかし通知が来たりすると、ついつい目に付くと触ってしまいがちです。ですので、iPhoneには設定から集中モードにすることができるので活用してみてください。

家族など特定の人の連絡先のみ通知を許可することができます。

私は勉強のときはStudyplusというアプリのタイマーを使って時間を管理していますが、集中モードの設定から、Studyplusの通知をオンにしておけばタイマーも利用できるのでおすすめです。

もしくは100円ショップで売っているようなキッチンタイマーを使えば、スマホを目につかない場所に置いておけます。

幼児のお子さんがおられる方は、「ソニック時っ感タイマー」という商品もおすすめです。時間の経過とともにフィルムが回転して時間の経過を視覚的に確認できます。ダイヤルを回してセットするだけなので、操作も簡単です。

2歳の子どもに30分だけテレビを見せるとき、このタイマーをセットしています。「この青色が消えたらおしまいだよ」と声かけをしておくと、時間になれば「おしまいだね」と理解してくれて助かっています。

まとめ

まずは、あなたの心には獣と調教師がいることを理解してください。やる気が起きないのは獣の暴走が原因なのです。

獣の暴走を調教師が上手に手なずけられるよう、トラブル対応付きのTODOリストを作ってみてください。

勉強に集中できないときは、頭に浮かんだことをただ観察し、その思考や感情が過ぎ去るのを待ちます。

そして集中力を高める時間管理術「ポモドーロテクニック」を活用して短時間でいかに集中できるかやってみるのがおすすめです。

社会人になると実感しますが、何かを勉強しようと思うと、学生時代と比べ物にならない程時間がないと感じます。なのにいざ勉強を始めると疲れやその他のやるべきこと(家事や雑務など)が頭に浮かんで集中できないのです。

今回紹介した考え方やテクニックを使えば、限られた時間の中で生産性を高められるはず。

少しでも参考になれば嬉しいです。

運営者プロフィール
1995年生まれ。夫、3歳の息子、ネコの4人暮らし。 看護師として急性期病院に4年勤務した後転職。 小児科のクリニックでパート勤務の傍ら副業を始める。 子育て・家事・趣味の読書・メルカリ等の副業について幅広く発信。
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