はじめに
皆さんこんにちは。
私は4歳の息子を育てるワーキングマザーです。
出産後、1年の育休を挟んで、急性期病院の正社員で手術室→パートでクリニック勤務(週4.5日)→パートで訪問看護ステーション勤務(週3日)と転職してきました。
現在訪問看護師として働き始めて半年。業務にも慣れてきたところで、実際転職して良かったのかどうか、メリットデメリットに分けてお伝えしていきます。
メリット
子育てしながらでも働きやすい
ここは本当に転職してから実感します。今はパートで週3勤務ですが、今後増やすこともできますし、さらに給料アップを狙うなら正社員にもすぐになれます。
さらに事前に予定が分かっていれば午前休や午後休を取ることもできるので、参観などの子どもの行事に参加しやすいです。突発的な休み(子どもの体調不良)についても、スタッフの人数が多いところであれば比較的休みやすいと思います。私の職場もパートさんはママが多いので急なお休みはよくあります。そこは支え合おうという精神がお互いにあるので肩身の狭さを感じることはあまりないです。
利用者思いのスタッフが多く職場の雰囲気が良い
訪問看護は、在宅で過ごす利用者が安心・安楽に過ごせるという目標があり、それを支えたい!と思って入社する人が多いです。そのため優しい人や穏やかな人、世話好きの人が集まってきている印象です。
一方急性期病院の看護師はサバサバした性格の人が多かったですが、無理もありません。そういった病院では治療や診断をして退院することが目標になってくるため、経験年数が上がるほど、テキパキ仕事をこなせる人、もしくは図太い人が残っていく印象があります。(少し偏見のある意見ですね・・・)
治療方針にそぐわない患者さんは追い出されたり、精神的に困難を抱える患者さんに対しては、離床センサーを取り付けてその場しのぎの対応となることも多かったです。
中には穏やかで周りと調和する看護師もいましたが、少数派だったなと思います。
今の職場は、訪問看護がしたい!と思って入ってこられている方が多いので、熱意のある看護師さんが多いと感じています。
休憩がひとり時間になる
慣れてくると、訪問件数が増えるので、昼休憩に事務所に戻れる機会が減ります。それはデメリットでもありますが、ひとり時間が好きな私のような人にとっては大きなメリットです!
社用車を通勤・送迎に使える
地域にもよるが地方であれば社用車で訪問に回ります。交通事情や訪問状況によっては就業時間を過ぎてしまうこともあるため、多くのスタッフは直帰しています。さらに私の場合、通勤途中に保育園へ送迎しています。ただし勤務外の利用については、事故があっても自身の保険を利用するという条件になっているため、十分注意が必要ですね。
私は普段、通勤や送迎以外では、あまり車を利用しないので、寒い時期や雨の日などに車が使えるのは嬉しいです。(もちろん休日は使っていませんよ!)
ガソリン代、駐車場代も会社が負担してくれているため、私にとっては大きなメリットです。
一方で普段から車を利用する人にとっては、あまりメリットがないとも言えます。自家用車に加え、社用車を停めるスペースが必要だからです。賃貸で駐車場が埋まっていたり、近くの駐車場にも空きがない場合は、事務所まで自家用車で行き、そこから社用車に乗り換えて仕事をするスタッフもいます。
デメリット
運転による事故のリスクがある
仕事を始めた当初や、慣れない訪問場所に行く時には、特に運転にも神経を使うので、かなり疲れます。慣れてきた現在でも、事故には注意して安全運転ですね。
カウントされない残業がある
担当の利用者から休日に電話があれば、その対応とカルテ上の報告が必要になる場合も。残業申請することもできるが、毎回時間を測って算出するわけにもいかず、申請していないことがほとんど。
また、オンコール体制のため24時間情報がiPadの電子カルテに飛んできます。
そのためついつい見てしまうんです。休みでしばらく見ていないと、100件近く情報が溜まってしまうことも。そのため1日1回はカルテを開けてしまいますね。
それから、委員会活動があるんですが、私は広報担当なんです。主にホームページやインスタグラムを中心としたSNS発信をしています。
必須の仕事ではないものの、評価時期には成果を求められるため、割と活発に活動しています。とはいえ勤務中は訪問の仕事に手一杯のため、どうしても休日に時間をかけてしまっています。なかなか残業申請はしづらいですね・・・。
潔癖体質の人にはきつい
私の事業所では、自分の靴下で利用者の家に上がりますし、制服も1人2枚で回しているので、自宅で洗濯することになっています。
不衛生な家に上がることも多々あり。利用者さんの体をGの赤ちゃんが這うようなお家もありました。
仕事の日は靴下を二重で履いておき、勤務が終わって自宅の玄関に上がる直前に1枚脱いで、洗濯機に直行するルーティンがあります笑
足浴バケツやシャワー浴介助用のエプロン・長靴、爪切りなどの物品も、事務所に戻らず直帰する場合は、自宅で洗う人が多いです。
我が家は夫が嫌がるため、事務所に寄って洗ってから帰る、もしくは車に積んでおき、翌日早めに出勤して洗うことが多いです。
潔癖体質の人にとっては受け入れ難い現実かもしれません。
運転時間が長い
だいぶ慣れましたが、訪問を始めた当初は長時間の運転による不調に悩まされました。肩こりをはじめ、だんだんとお昼頃から仕事の日は毎回頭痛がある状態に。帰宅後できるだけ湯船に浸かるようにしたり、朝の運動をルーティンに取り入れて改善しました。
訪問の合間、時間があるときはできるだけ事務所に戻るのも一つ。車から出て少し体を開放してあげるようにしたので、それもあって体調は落ち着きました。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回はパート勤務で感じたメリットデメリットとしましたが、正社員になるとオンコールがキツかったり、受け持ち人数が増えて月末書類が大変だったり、色々とあります。
でも現時点では子育てと両立する上でメリットの方が大きいと感じています。
今後訪問看護に転職したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
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