【訪問バッグの中身】現役訪問看護師、おすすめのグッズを8つの用途別に紹介!

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はじめに

  • 訪問看護への転職が決まったけど、何を準備して良いかわからない
  • 訪問看護師として働き始めたけど、訪問バッグに入れておいた方が良いものはある?
  • 業務が忙しくて、同僚におすすめグッズを聞く時間がない

こんなお悩みありませんか?

病院と違って在宅では、必要な物品がその場に揃っているわけではありません。でも訪問看護をはじめたばかりの頃は、何を持参すべきか迷いますよね。独り立ちすると、基本は1人で訪問先に行くことになります。1日の訪問件数も増えるため、ステーションに戻って同僚と話せる機会が減ります。同僚が訪問バッグに何を入れているのか、知る機会は少ないでしょう。

私は5年間の総合病院やクリニックでの看護師経験を経て、未経験から訪問看護を始めました。まだ始めて半年の新米ですし、子育て中のパート勤務なので勤務時間も短いです。でもそんな私だからこそ、どうしたら利用者さんに安心と喜びを提供できるか、時短で効率良く情報収集や記録ができるかを試行錯誤してきました。

そこでこの記事では、訪問看護未経験の方が知っておきたい、訪問バッグの基本的な中身から備えておきたい物品、あったら便利なグッズまで8つの用途別に解説します。

これから訪問看護を始める初心者の方はぜひ、最後まで読んでくださいね。

バイタル・アセスメント物品

バイタル測定物品

  • 体温計
  • 血圧計
  • パルスオキシメーター
  • 聴診器
  • アルコール綿

バイタル測定が終わったらその場で器具を消毒します。

1日何件も訪問に行くので、その都度消毒していることがわかってもらえます。様々な価値観の利用者様がおられるので、持参したバイタルセットの使用を嫌がる方もおられます。新規の訪問に伺う際は、測定前に確認し、お家のものを使わせてもらうといった対応が必要になります。

消毒したアルコール綿はご家庭のゴミ箱に捨てさせていただくことが多いですが、ゴミ箱までの距離が遠い場合や利用者の話の腰を折ってしまうような時は、手持ちの小物入れに入れて持ち帰ることもあります。

フィジカルアセスメント物品

  • メジャー、定規
  • 秒針付きの時計
  • ペンライト
  • 瞳孔スケール
  • 意識レベル一覧表

ケアアイテム

入浴ケア用物品

  • 入浴ケア用エプロン
  • 長靴

訪問先のケアの内容によっては準備しておきましょう。

皮膚・排泄・褥瘡ケア

  • 陰部洗浄用ボトル
  • 不織布ガーゼ
  • テープ(スキナゲート、優肌絆、シルキーポアなど)
  • フィルムドレッシング(エアウォールなど)
  • ワセリン
  • 絆創膏
  • 色々なサイズのハイドロコロイド絆創膏
  • 油性マジック
  • 使い捨て定規
  • ハサミ
  • ピンセット(肉芽の除去などに役立つ)

私の勤めるステーションは褥瘡ケアの利用者さんが多いので、使い捨てできるよう、メジャーを紙に印刷し細長く切って、褥瘡評価に使っています。

フットケア

  • 爪切り
  • ニッパー
  • やすり
  • 足浴用バケツ
  • 陰部洗浄用ボトル
  • 新聞紙やチラシ

私の勤めるステーションはステーションはフットケアにも力を入れているので、爪用ゾンデやグラインダーも貸与されています。フットケア喜ばれますよ。

採血・点滴セット

  • 滅菌アルコール綿
  • 採血針、静脈留置針
  • 固定テープ
  • 敵下早見表

採血時、血液が寝具等に付着するのを予防するため、100均のレジャーシートを切って防水シーツとして使っています。あると安心!

その他(介護用品、緩和ケアなど)

  • ライト付き耳かき
  • ネラトンカテーテル
  • 口腔ケア用スポンジブラシ
  • アロマオイル(緩和ケア用)
  • エンゼルケアセット
  • 患者指導のパンフレット
  • 試供品(サンプルを取り寄せて日々のケアや介護用品選定のサポートを行うことも)

訪問・コミュニケーションを円滑にする物品

  • 名刺(名刺ケースに入れてスマートに渡せるようにしましょう)
  • 筆記具(ボールペン、水性ペンと油性ペン両方)
  • 付箋やメモ用紙(次回受診時に医師に伝えてもらいたいことをメモに残すことがある)
  • バインダー(毎月訪問看護計画書のサインをいただくため必要になることがある)
  • ハンカチ(訪問終了後、手を洗わせていただくので身につけておく)
  • 片耳ワイヤレスイヤホン(ハンズフリー通話が可能なもの)
  • キャラクターの靴下

カレンダーに次回の訪問日時を記載することが多いです。油性マジックだと裏移りする可能性もあるので、水性ペンがあると安心です!

  • 片耳ワイヤレスイヤホン(ハンズフリー通話が可能なもの)

ケンウッドのワイヤレスイヤホン(KENWOOD KH-M500-B )は2台の機器に同時に接続できておすすめです。ハンズフリー通話ができるので、社用携帯に接続しておけば処置で困った際両手が空いた状態で電話ができて便利です。

私はなくさないよう、小物入れとセットになった名札入れに収納しています。

  • キャラクターの靴下

自分の気分が上がるのはもちろん、利用者さんも気分が明るくなったり会話のネタになることがあります。ステーションで規定がなければ、そうした遊び心もあっても良いかもしれません。私は普段履いている靴下の上に重ね履きしておいて、帰宅後自宅に上がる直前に脱いで洗濯機に入れるようにしています。

感染予防のための物品

  • 携帯用手指消毒薬
  • マスク
  • 手袋
  • ペーパータオル
  • 使い捨てスリッパ

使い捨てスリッパは、利用者様のご自宅が不衛生な時に、自身の足が汚れないように履くことがあります。

PPE対策が必要な場合に備えて、以下の物品をビニール袋にまとめて社用車に積んでいます。

  • フェイスシールドかゴーグル
  • 防水性ガウン
  • ビニール手袋
  • シューカバー
  • ビニール袋

緊急時や災害時に備えるための物品

  • 防災マニュアル
  • 緊急時対応マニュアル
  • 連絡体制マニュアル
  • 機器にあった電池のストック
  • ホイッスル
  • 小型ヘッドライト

気がついたら電池が切れてた…ということもあるので、機器にあった電池のストックはカバンに常備しておきたいですね。

地震で閉じ込められたり、夜間の停電等も心配なので、ホイッスルと小型ヘッドライトは普段から持ち歩いています!

ヘッドライトは明かりが暗いお家での傷のケアにも役立つことがあります。

移動中のおすすめグッズ

主に車移動の方向けのグッズを紹介します。

車移動におすすめのグッズ

  • UVフェイスカバー
  • アームカバー
  • 車窓日よけ(マグネットカーテン)
  • マグボトル

地域によっては冬でも結構日焼けしますのでUV対策は必須。特に右側!笑

UVフェイスカバーはヤケーヌという首まで覆えるものを使用しています。冬でも大活躍です。車内では半袖のことが多いのでアームカバーも季節問わず常備しています。昼休憩も車内で取ることがあるので、マグネットカーテンがあれば目隠しにもなりますよ。

マグボトルは季節に合わせて温度を調整し持ってきています。冬はお好みの温かい飲み物を入れておけば、訪問合間の水分補給が癒しの時間になりますよ。

雨の日のおすすめグッズ

  • 靴下の替え
  • ジップロック(濡れた靴下を入れる)
  • ビニール袋大(カバンを入れる)
  • 撥水カバー付きの傘

夏のおすすめグッズ

  • UVカットパーカー
  • 汗拭きシート
  • 車用サンシェード
  • 冷却グッズ(クーリングネックチューブなど)
  • 保冷ランチバッグ

夏の訪問は熱中症のリスクが高い!うちのステーションではクーリングネックチューブが支給されています。冷蔵庫で冷やしておけば何度でも使えます。訪問中はお弁当を入れている保冷バッグで冷やしています。

冬のおすすめグッズ

  • 手袋
  • カイロ

利用者様に触れる際、手が温くなるよう上記を活用しています。

情報収集・記録に関するおすすめグッズ

  • モバイルバッテリー
  • ワイヤレスキーボード
  • ポケットマニュアル(記録で迷ったときや観察項目を確認したいときにすごく便利!)
  • スケジュール帳
  • 仕切り付きファイル
  • ワイヤレスキーボード

私の勤めるステーションでは、iPadが記録用のタブレットになっています。ワイヤレスキーボードがあれば、記録しやすいですよ。

  • スケジュール帳

私は無印良品の「月曜始まりバーチカルスケジュール帳」を使用しています。

見開き1週間の時間軸がついており、訪問予定を書き込みやすいですよ。

個人的にはA5だとやや小さかったので、B5がおすすめです!

  • 仕切り付きファイル

ジャバラ式で出し入れが楽です。私は利用者ごとに、疾患名や病態、家族状況、ケアの内容などを書き込んだ用紙を作っています。

上部の付箋に利用者の名前を貼って、あいうえお順にファイリングしておけば、整理しやすいですよ。

利用者にお渡しする請求書や領収書等の書類整理にも役立ちます!

サブバッグについて

訪問看護師のバッグは、ステーションで指定されていることもありますが、自分でバッグを用意するケースもあるようです。訪問看護師のバッグには、メインとなるバッグと、ケア中も常に身につけるサブのバッグを用意している方もいます。

ペンやハサミは、訪問看護師のユニフォームの胸ポケットに入れておくと、移乗介助やリハビリなどのケアの際に危険なため、サブバッグかメインバッグに入れておきましょう。貴重品や名刺なども入れておくと、必要な時にすぐに取り出せます。サコッシュやウエストバッグなどを選ぶ場合が多いです。

まとめ

いかがだったでしょうか?基本的な必要物品、移動中の便利グッズ、あったら便利なグッズまで8つの用途別に解説してきました。これから訪問看護に転職される方は、まず全員に支給されるものを確認してください。その上であったら便利なグッズを揃えてみてください。ぜひ備えあれば憂いなし、そんな、あなたオリジナルの訪問バッグを作っていってください。

運営者プロフィール
1995年生まれ。夫、3歳の息子、ネコの4人暮らし。 看護師として急性期病院に4年勤務した後転職。 小児科のクリニックでパート勤務の傍ら副業を始める。 子育て・家事・趣味の読書・メルカリ等の副業について幅広く発信。
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